弁護士コラム

◆DV夫からの面会交流を拒絶した事例

2017.09.23

◆DV夫からの面会交流を拒絶した事例
【ご依頼内容】(30代、女性)
 夫から長年DVを受けており、子供にも手を挙げていましたので、ようやく別居することを決意して家を出ました。ところが、夫から子に対する面会交流を求められているのですが、手を挙げるのではないかと怖くて面会交流に応じることができません。面会交流を禁止することはできるのでしょうか。
【解決内容】
 面会交流は、あくまで子の福祉のために認められるものですので、子の福祉に反すると認められる場合には禁止されることがあります。特に、DVの事案で子に対して手を挙げているケースにおいては、面会交流が果たしてこの子の福祉にかなうのか慎重に判断されなければなりません。
 本件においては、相手方が子に対して手を挙げていることが証拠上明白であり、子に対する愛情というより自身の内面の満足のために面会交流を求めていることが明白な事案でした。そのため、相手方から提起された面会交流調停において、この福祉の観点から面会交流を禁止すべきことを主張し、面会交流を禁止が禁止されることになりました。
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